セメント技術大会は、セメント製造及びセメント・コンクリートの材料科学に関する研究発表並びに技術交流の場として、1947年(昭和22年)以降、毎年開催し、大勢の聴講者を迎えています。
毎年5月に開催され、例年約130件の一般研究発表があり、3日間にわたり開催しています。研究発表の内容は、セメント化学、建築、土木分野と多岐にわたり、約1,000名の研究者・技術者が参加し、活発な質疑応答が行われています。
セメント技術大会の最大の特徴は、材料科学的議論の深さにあります。セメント化学に関する教育機関の数が減少する中、セメント・コンクリートの研究者・技術者の意識の向上、研究活動の活性化に資する貴重な場となっています。
セメント技術大会は、セメントおよびこれを主要な構成材料とするコンクリートを対象として、
セメント化学、コンクリートの材料科学的アプローチによる研究・技術成果を発信する場とする。
セメント・コンクリートの実務的技術成果を発信し、意見交換する場とする。
セメント・コンクリートに携わる研究者の技術開発意識を高揚させ、活性化する場とする。
セメント製造技術をはじめとしたセメント産業の社会的役割を発信する場とする。